仏教実践・瞑想の効果(随時加筆予定)

全般

倦怠の軽減

繰り返される日常に倦怠感を抱くことがありましたが、「どのような経験も悟りに進む材料にする」と発意することで、その種の倦怠感が激減しました。(仏教実践に固有の効果ではないかもしれませんが。)

集中・気づきの瞑想

苦の軽減

「何故だかわからないけど苦しい」が激減しました。苦しさを分析的に観察することで、原因(複数の場合が多いです)をその場で理解できるようになりました。
原因が分かるだけでも随分楽になりますが、現実的な対策を施せる場合は、さらに苦を取り除くことができるようになりました。

苦が深まらない・広がらない

苦しみを感じたとき、それについて想像を巡らせて苦しみが深まったり、広がったりすることが減りました。
想像を巡らせていることに自動的に気づき、それを止められるようになったためです。

置き忘れからの解放

普段とは違うところに物を置くときに、そこに置いたことを自動的に明確に意識するようになったため、後から容易に思い出せるようになりました。

動作がスムーズに

動作に細かい気づきが入る(何気ない動作でも細かく自覚的に動く)ようになったので、様々な動作が無駄な動きがなくスムーズに行えるようになりました。
たとえば鍵穴に鍵を入れるというような動作でも、一度でスムーズに入れられるようになりました。
自然に静かに着座するようになり、腰にも優しい生活になりました。

リラックス上達

姿勢を整えることを是とする瞑想をしており、「姿勢の歪みに気づく」→「歪みを取る」というプロセスを頻繁に繰り返した結果、緊張している部位の力を意識的に緩めることが上手くなりました。
また、体の緊張にも気づきやすくなりました。

困憊にさようなら

体の緊張に早めに気づき、緩めることが上手くなったため、睡眠の質が上がり、困憊するほど疲れなくなりました。

分相応

自分の力で変えられることと変えられないことの区別が明確になりました。
因果関係が以前より明確に見えるようになったため、前者に対してはより合理的な対策を立て、後者については既に定まった条件として受け入れることが上手くなりました。
それにより後者にこだわる苦から解放されました。

知的パフォーマンスの安定

疲労時も知的作業のパフォーマンスが大きくは落ちないようになりました。
原因としては以下が考えられました。
1.知的作業を阻害する要因(悩みごとや気になる感覚刺激等)に心を奪われない・奪われたら素早く今ここに戻ってくる習慣が身についたこと。
2.可能な限り明確に思考を観察しようとする習慣が身についたことにより、思考に用いた要素や各ステップの合理性を検証できていること。
また、これはデメリットとまでは言えないと思いますが、思考力の低下を疲労の目安には使えなくなったことを意味しています。

慈悲の瞑想

自己肯定感(I'm OK感)の獲得

苦しいこともあるけれど、それはいったん脇に置いて、「これでいいんだ」という感じを、心と体の芯から感じることが(しばしば)できるようになりました。