坐位の探求

探求の動機

所謂ストレスに起因して体が強張り瞑想ができないことがしばしばある。
ヨガによって強張りを緩めることができる。
しかしそれではヨガをしていない時やできない時に打つ手がない。
そこでヨガをせずに体を緩めるコツを身につけることにした。

余談(心の清らかさとの関連で考えたこと)

リトリートで心を浄めても日常生活ですぐに俗塵に染まることがあるそうだ。
大まかに考えると、リトリートで心が浄められたのは、心の在りようが清まったわけではなく、清らかな環境にいたことが、原因の過半を占めているということのように思われる。
ウ・ジョーティカ師が言う所の「参照項」を得たという意味では有意義な経験ではあるが、在家としては、清浄道をわずかな距離しか進めていないと言えるのではないか。
同様にヨガをしている時やその直後には体の状態が整っていても、肉体的・心理的ストレスによってすぐに乱れてしまうようであれば、体を整える道を何ほどか進んだと言えるのだろうと考えている。
余談終了。

坐位の整え方

  1. 結跏趺坐。
  2. 股関節の力を抜き左右の坐骨に掛かる圧を均等にする。
    すると背骨下部の傾き等を知覚できるようになる。
    その知覚が背骨上部まで拡大する。
  3. 頭頂部に、イメージで、小石を載せる。
  4. 知覚できる箇所だけで構わないので、各背骨の前後左右に掛かる圧が均等になるように意識しながら、背骨の中心を通して、小石の重さを尾骶骨に伝える。

雑記

  1. 背骨を糸や竹ひごのようにイメージしてみることの効用。糸だと小石を支えるのに十分ではないし、竹ひごでは柔軟性がない。
  2. 坐位を崩して手を開閉したら手の浮腫を感じることができた手荒れの原因はこの浮腫による気滞か。睡眠の質が低く何時間寝ても起床する気力が出ない日が続いたこともこの辺りに原因がありそう。